大学休学はものすごく簡単だった

大学を退学しよう!

去年の秋頃そう思い、まずは自分の大学の制度を調べた。
どうすれば退学できるのか。

退学はとても簡単そうだった。

①退学届の紙を窓口で貰う
②必要事項、退学動機、保護者のサインを記入する
③学生証と共に窓口に提出する
④退学する学期分までの学費を納入する

私の大学ではそれだけのようだった。
特に面談を設けられたり、厳しい審査が待っているわけでもなさそうだ。

一番ネックなのが①窓口で貰うだった。
どんな罵声を浴びせられるのか、あるいは懇切丁寧に退学はやめろと説かれるのか、不安で仕方がなかった。

それでも、その紙一枚で自分の状況を変えられる。その一枚がなければ変わらない。その魔法の紙がないと死んでしまう。
それだけを胸に、精一杯の変装を施して大学窓口へ向かった。

「あの〜...退学届...欲しいんですけど...」
出迎えてくれたオバチャンに勇気を振り絞って告げた。
さあどう来る?何を言われる?

「あーハイハイ」
オバチャンは何も言わず、さっさと紙を取りに行った。
記入事項をさっと説明し、さっと渡してくれた。

5分もかからなかった。
5分もかからず、私は魔法の紙を手に入れた。

退学したいけれど退学届は窓口でしか貰えなくて行くのが怖いという人がいたらば、とりあえず行ってみなと背中を押したい。
おそらく対応は大学によってまちまちで、懇切丁寧に説かれたり即面談を設けられる大学も存在する。
日頃から大学側と学生との間に一定の距離感を感じられる大学であればおそらく大丈夫だ。特に学生数の多い大学は。超難関大学に関しては分からない。

次の段階は親とのファイトなのだが、これは普通退学届を貰う前に始めておいた方が良いだろう。
私は言葉で伝えるのが苦手な性分であるため、インパクトのある魔法の紙を先に武器として調達したのだが、かなりショックを与えてしまった。
長い冷戦になったが、その時私が軽いうつ状態であったことで一旦大学を休むことを認められた。退学届は一旦封印された。

しかしその後、重大な事実に気が付いた。
休学制度に関してだ。

退学・休学は学期末にしか成立しない。
私の大学を退学する場合、全然大学に行っていなかったとしても最後に所属していた学期分までの学費を払わなければならない。事前に払っていた場合は戻って来ない。
一方休学であれば休学費は発生するものの学費は不要だ。事前に払っていた場合は差額が返ってくる。

私の大学の場合、以上の制度を組み合わせれば学期末まで休学→そのまま退学という流れを生み出すことが可能であり、そのように退学する場合は休学費以外の学費を納入する義務が発生しない。

つまり、同時期の退学であっても、ただ退学するより休学してから退学する方が遥かに費用が抑えられる。

そういうわけで、私は再び窓口に赴き休学届を貰った。
要領は退学届とほぼ同じで、書いて出せば通る。事由欄にまともな文章を書けば確定だ。
ものすごく簡単だった。

退学したいけれど授業料全額納入が条件だから退学しづらいという人がいたらば、このやり方が可能であるかどうか大学側に問い合わせてみなとアドバイスしたい。

ちなみに、退学したい学期分の学費をまだ納入していない場合、休学費すら払わず無料で大学を抜け出す手はある。除籍だ。
除籍の条件はまちまちだが、学費を納入しない・履修登録をしない・単位数が極端に少ない等が存在する。
除籍の場合、大学に所属していた事実が抹消されるため「大学中退」の資格は得られず大学入学以前の「高卒」等が最終学歴となる。また、退学生であれば可能な再入学が出来ないという場合が多い。
特に気にならなければ活用しても良い制度だろう。

さて、結局私は大学を退学しなかった。
年度末に退学届・休学届・復学届のセットが律儀に郵送されて来て、好きな紙を選んで送り返すだけで手続きが成立するというなんとも楽なイベントが発生したのだが、迷いに迷ったあげく休学届を選んだ。

学生という身分のおかげで免除されるものがあまりにも大きい。
退学に急を要しないのであれば制度の限界まで休学を続行することをオススメしたい。

この先どうするかは未定だが、現在の私は休学生だ。
年度始めに配られる、今年度を示す年度シールが去年のままになっている学生証を使って学割などを利用してしまっているが、法的には問題ないはずだ。

舐め腐ったライフハックで申し訳ないが、私もこのようなブログを沢山読んで助かった一人であるためインターネットに放たせて頂く。

みんな、死んで人生やめるくらいなら大学やめよう。