Key作品の感想など

サマポケ日記 6/30

Jun 30th

7月28日からスタートした。紬と鴎に出会った。紬は昨日だった気もする。今日か。暑さで時間が歪んでいる。

まだ6月最終日とはいえ、7月末の鳥白島の暑さの描写と完全にシンクロできた。自分が本当に鳥白島にいる気持ちでプレイできて嬉しかった。

紬はキービジュアルを見た時点で一番可愛くてきっと好きになると思っていたが、喋るともっと可愛くて好きになった。光らない灯台に佇み、自分を探している、やりたいことを探していると言うあの姿。美しかった。不思議ちゃん系っぽい中にきちんと知性を感じさせる感じが本当に良い。紬・ヴェンダース

が、鴎の素晴らしさが度を越した素晴らしさで、女の子キャラでは鴎推しになる機運が高まった。とにかくキービジュアルのみの印象とは全然違くて、良い裏切られ方をした。高飛車な女かと思っていたら涼やかで知的で可愛らしいお茶目な美少女だった。とか言うとなんだか上から目線だし、ヒロインを評定したくてやっているわけではないけれど、でも良かった。スーツケースを押し合った情景が最高の思い出としてもう自分の脳に刻まれている。あの時突然羽依里のビジュアルが見切れて驚いたけれど予想通りイケメンだった。ですよねー。

ヒロイン皆が素敵すぎて誰か一人だけのルートに進むのが悲しいと思った。これを言ってはおしまいだけどギャルゲーはなぜ分岐するのか。ゲームの全貌はよくわかっていないけれど、駄菓子屋で蒼と会ったシーンではとりあえず蒼ルートに行きそうな選択肢を選んだ。一人目をクリアする頃には攻略サイトが出来ると信じ、自力で進む。ところでこのゲーム、蒼との会話だけ全年齢とは思えない。それとハンムラビるという猛烈なパワーワードが忘れられない。

夜の海でしろはに会うシーンは、それまでと同じノリでは読めないような並々ならぬものを感じた。きっと大事な場面だと思った。この後がオープニングかなと、意識の外で感じていた。きっとそんな風に張り詰めていたから余計に、「そういうの辛いよね」の意外な言い方がどうしようもなく琴線に触れて泣きそうになった。しろはの物の言い方、声に滲む感情、すごくすごく良くて、この子がすごく好きだと、思った。「この島が合ってるのかも」ってセリフ、あの状況で出るか。しろはに出会えて良かった、嬉しい。

暗転した。暗い画面を見つめながら何十秒か待った。いよいよ、いよいよか!という高揚と少しの緊張。オープニングが来る。

それはYoutubeで、店頭で、既に数回見ていたあの映像。購入して何百回も聴いていたアルカテイル。でも全然違った。私はもう彼女たちを知っていた。知っていた上で見るとものすごく鮮やかで、愛おしかった。Summer Pocketsが、自分の心に残るKey作品たちとやっと並ぶような気がした。あの作品やあの作品やあの作品・・・と同じくらい思い出深いゲームタイトルになる気がした。ここから始まる。

OPで一つ思ったのがあの巫女のような服装、もしかしてそういう神社的な展開になるのか?君の名は。的な。というかAIR。私の一番好きなテイストだ。楽しみすぎる。

出かける用事がありOPを見届けてからパソコンを閉じた。暑い暑い一日で、昨日も暑くて、天がサマポケを祝福しているかのようだった、とは言わないけれど、サマポケは世界に祝福されていた。

追記 ・サマ〜アバンチュ〜ルは笑う ・羽依里の水泳の話が出るとFree!を連想してしまう