Key作品の感想など

サマポケ日記 7/1

July 1st

嘘だろ・・・バッドエンドで終わってしまった・・・。そんなにゲーム下手か、わしは・・・。えっ・・・。

あんなに楽しかった島での2週間ちょいがいきなり終わってしまった。毎日毎日島を巡って、あんなに楽しかったのに。なにが悪かったんだ。

結局僕はなにも為せずに終わるのか。それなりに楽しくやって、でも、島の人間にはなれなかった。羽依里の気持ちはそのまま私の気持ちだ。

蒼と良い感じになってきたはずだったのに、蒼に何も言わず島を出るなんて、そんな・・・。たしかに毎晩寝る前に鬱屈としていたけれど、えっ?えっ?と思っているうちに出航してしまった時の絶望感。

マップ散策のやり方を大幅に間違えていたのか、それ以前の問題なのか。クリア出来る人はなぜクリア出来るんだ。昔何も見ずに春原を攻略しようとしたら何も起きずに終わったCLANNADを思い出した。でもこの虚しさをはじめに経験できたことはこの先の自分の心持ちに良い影響を与えると思う。

島で毎日ふらふらしてみんなと遊ぶの、楽しかったなあ。うみちゃんのチャーハン毎日美味しくて、うみちゃん天使のように良い子だったなあ。卓球小屋で天善と良一と話すの最高の時間だったなあ。ゴミ拾いする紬さんかわいくて面白くて、この子といると気持ちがいいなって思ったなあ。鴎ちゃんの親しげな話し方と笑顔がすごく好きだったなあ。しろはが一人きりでいる感じ痛いほど胸に刺さった、スイカバー買ってあげたかったなあ。蒼の家のこと、お祭りのこと、抱えているもの、もっと知りたかったなあ。

って、無節操に人に会いすぎたのかもしれない。でも一通り会わないといけない気がしたんだ。勝手な思い込みで変な調味料を加える料理下手のようなプレイであった・・・。

セーブをたどってどうにかするか、大人しくレシピを待つか・・・。こんなことをしているサマポケ購入者いるのだろうか?

でも私はこれでもう嫌になったとかそんなことはなくて、鳥白島での日々が自分のことのように好きだったし、何より鳥白島の人たちが大好きになっている。

また天善と特訓したい。あ、天善と特訓しすぎたのだろうか。「一瞬の眩しさを刻むんだな」には笑ったなあ。天善ゾーン。まだまだだな。

蟹チャーハン、朝チャー、チャーハンが食べたい。おはよううみちゃん、朝食はチャーハンで・・・。

このあと少しだけセーブを辿って思い当たる箇所をやり直してみたけれどダメで、他力本願に切り替えようと決めた。日曜日が終わっていく。後悔に苛まれている。鳥白島に帰りたい・・・。

とまで書いたけれど諦めきれず、薄目でツイッターを検索してみたところ要はMAPでヒロインを追っていけばいいらしく、MAPが出てくる場所からやり直して蒼以外の子のマスを全て避けて進んでみた。普通に考えればそうすればよかったんだ。卓球の誘惑になどかられずに。

そうしたら重要っぽい箇所で新しいテキストが出てきて、勝ったと思った。ドキドキしながら進めていたら、夜の山のシーンでイナリに出会って終わることなく、蒼の姿を見ることができた。きっともう分岐しただろう。あんなに美しい蒼に、苦労してやっとたどり着けたことに、なんだか嬉しさがこみ上げてたまらなくなった。サマポケ最高。さあ進めていこう。

それで・・・数時間後、蒼ルートをクリアした。一瞬、え?と思ったけれど多分あれ以外のトゥルーエンドはないはず。美しいラストだった。

ちょっと何も書きたくない、余韻に浸って寝る。蒼・・・。

部屋の電気を消すと、初回特典の七影蝶蓄光シールが光る。とても大事なものになるだろうと思っていたけれど、とても大事なものになった。イナリのラバーコースターが愛おしくて愛おしくて仕方がない。

蒼、ありがとう。

蒼の強さ、私も見てたから。

羽依里と一緒に見てたから。

私も今日諦めなくてよかった。蒼の手だけを取れてよかった。私も楽しかったよ、この夏休み。

大好きだよ、蒼。